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第1期 BRAVE 2016 Winterレポート
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第1期 BRAVE 2016 Winterレポート

横山構造生物学研究室
(起業前部門準優秀賞、及びライフサイエンス賞受賞)

 

 
ゼロから創り出す推進力と指針 “BRAVE”

BRAVEのプログラム全体の感想を聞かせてください。
 
講師による「学び」と、ピッチに向けての「実践」という両輪を体験できた点が大変良かったです。アカデミアとビジネスでの感覚のギャップや、事業化のための目標を設定して乗り越える強靱な実行力の必要性に気づき、目の覚める思いでした。
さらに、起業前部門だけでなく、起業後部門という、言わば ”先輩” がいたことで、刺激的で勉強になりました。メンターの方には、常に暖かい眼差しで、事業化に向けた道筋へのリードや、精神的応援をしてもらいました。メンターの定期的な面談があって、初めて前に進めたと言っても過言ではないくらい。
また、研修プログラムやピッチの練習を通じて、他の参加チームとは「仲間」になれました。良いところを挙げたら切りが無いほどです。
 
目指すべき道筋が見えたサンディエゴツアー

ライフサイエンス賞受賞特典である、LINK-J主催のサンディエゴツアーはいかがでしたか?
 
全米有数のライフサイエンスクラスターであるサンディエゴにて、UC San Diegoの視察や、BIOCOM主催のカンファレンスなどに参加させてもらいました。一言で表すと、もう「崖から突き落とされたような衝撃」。
UC San Diegoは、基礎研究の充実のみならず、産業として社会実装化していくことにも、徹底して取り組んでいるということが分かりました。ひとつのプロジェクトのマイルストーンを達成するために、大学の教授や学生、企業研究者がフラットに課題解決していく様子を伺い、一般的な共同研究という枠組みを超えた、産業という社会とのインターフェースの特異な設定の仕方に敬意の念を抱きました。

カンファレンスでは、我々より先のステージにいるスタートアップのプレゼンを聞き圧倒されるとともに、大手の製薬企業との連携構築などにおける、種々のヒントを得ることができました。衝撃を受ける一方、先行く企業の実例を見ることで、「自分たちの技術にこんなにも発展性があるんだ」ということに気づけたので、大きな自信と勇気になりました。

 
今後の展望をお聞かせください。
 
サンディエゴでお会いした方々とは、今後ミーティングを設定しコラボレーションの実現可能性について議論することになると思います。また、製薬会社からのフィードバックを得て、自分たちが目指すモデルも見えてきました。事業立ち上げに向けて、チーム一丸で取り組んでいきたいと思います。
BRAVEアクセラレーションプログラム、そして入賞特典のサンディエゴツアーを通じて、自分たちより先のステージにいる人たちの例をみる機会を与えていただきました。起業前のグループに、このような貴重な体験をさせてもらえるのはとてもありがたいです。アカデミアの人間の大半は、起業の経験がないのですから。BRAVEとLINK-Jさんのプログラムに大感謝です。

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